催し物情報

2024.08.28

あしがらシネマ「ふるさと」

映画「ふるさと」

第7回 日本アカデミー賞(1984年)受賞
自然の中に生きる村人の姿を叙情豊かに描いたドラマ。

(製作:1983年  上映時間:106分)

【上映作品について】

 山狭の徳山村ではダム工事が行なわれていた。静かだった村の道をトラックが砂ぼこりをあげて走りぬけて行く。徳山村に住む伝三は、妻を亡くしてボケ症状が現れはじめていた。離村を余儀なくされている息子の伝六と嫁の花は、ダム工事の手伝いに出かけており、昼の間、伝三は一人である。それがいっそうボケを進めていた。隣人も忘れてしまい、伝六と同衾する花をふしだらな女とののしる伝三を、伝六は離れを建てて隔離する。夏が来て、川で水遊びをする子供たちを見て表情をなごます伝三に、隣家の少年・千太郎はあまご釣りの伝授を頼む。かつて伝三はあまご釣りの名人と言われていた。早起きして出かける二人。伝三のボケは回復に向かう。夏休みも終りの頃、雨の日が続き、再び孤独となった伝三のボケは狂気に近いまでになり、やむなく伝六は、離れに鍵をかけて伝三を監禁した。真夜中に離れで暴れる伝三。千太郎は、伝三に秘境・長者ヶ淵にあまご釣りに連れて行ってくれるようせがんだ。歩きずめで二時間、たどりついた二人は秘境の美しさに目をうばう。そして、伝三に教えられた通りに降ろした千太郎の竿に大ものがかかった。千太郎は伝三に助けを求めるが、伝三は胸をおさえてうずくまっていた。あわてる千太郎を落着かせ、伝三は人を呼びにやらせる。村へと一目散に走る千太郎。その頃、伝三は岩場に横たわり、若き日の美しい出来事を夢見ていた。数日後、小雪の降り散る峠に、村に別れを告げる伝六や千太郎たちの姿があり、花の胸には伝三の遺骨がしっかりと抱かれていた。

文:映画.com より

出演
加藤嘉、樫山文枝、浅井晋、前田吟、樹木希林、花沢徳衛、草薙幸二郎、鈴木ヒロミツ、樋浦勉、箕浦康子、平林尚三、戸谷友、赤松和義、岡田奈々、篠田三郎、長門裕之

脚本・監督:神山征二郎 
原作・脚本協力:平方浩介 
脚本協力:こばやしひろし 
原題:Home Village 
配給:松竹富士


あしがらシネマ上映会

「ふるさと」

 2024年8月28日(水)
南足柄市文化会館 小ホール

(愛称:金太郎みらいホール) [アクセス]

【 上 映 】
① 10時30分 ② 13時30分
(1日2回上映)

【 入場料 】
全席自由 1000円

完全入替制/各回上映30分前より入場
 当日券のみ販売(前売券はございません

入会金無料のお得な『シネマ友の会』
上映会当日に入会受付中!


主 催
南足柄市文化会館 指定管理者 アクティオパートナーズ/県央映画社

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